JULY 3-4 [THU/FRI] FINE - CLOUDY-RAIN / DRY-WET
PRACTICE 開幕2連勝こそ飾ったものの、第3戦富士24時間ではまさかのタイミングベルトのトラブルによるエンジン載せ替えに見舞われ、ライバルの#47 ポルシェに勝利を譲ってしまったシンティアム アップルKTM。捲土重来を期する第4 戦の舞台は、宮城県のスポーツランドSUGOだ。
そんな一戦のレースウイークは7月3日(木)のスポーツ走行から始まった。シンティアム アップルKTM は、スポーツ走行1回目を吉本大樹から走行を開始。2回目は加藤寛規がドライブし、3回目は走行をスキップ。順調に初日を進めた。
走行2日目となる7月4日(金)は、午前9時から専有走行1回目がスタートした。このセッションから井田太陽が合流し、うだるような暑さのなか加藤と井田が周回。午後1時30 分から行われた専有走行2回目では高橋一穂が合流し、高橋がラップを重ねていたものの、開始から30分が過ぎたあたりで雨が降り出してしまい、次第に雷雨に。セッション終盤はクラッシュ車両も出たことから18周の周回にとどまった。
1日半の走行を終え、ライバルの#47 ポルシェとの差は大きいわけではない。「最後に高橋選手でニュータイヤの走行ができなかったのは少し残念でしたね。今回も燃費の関係などもあり、楽な戦いではないと思います」と渡邊信太郎エンジニア。7月5日(土)は走行がなかったが、チームは調整を進めていった。
そんな一戦のレースウイークは7月3日(木)のスポーツ走行から始まった。シンティアム アップルKTM は、スポーツ走行1回目を吉本大樹から走行を開始。2回目は加藤寛規がドライブし、3回目は走行をスキップ。順調に初日を進めた。
走行2日目となる7月4日(金)は、午前9時から専有走行1回目がスタートした。このセッションから井田太陽が合流し、うだるような暑さのなか加藤と井田が周回。午後1時30 分から行われた専有走行2回目では高橋一穂が合流し、高橋がラップを重ねていたものの、開始から30分が過ぎたあたりで雨が降り出してしまい、次第に雷雨に。セッション終盤はクラッシュ車両も出たことから18周の周回にとどまった。
1日半の走行を終え、ライバルの#47 ポルシェとの差は大きいわけではない。「最後に高橋選手でニュータイヤの走行ができなかったのは少し残念でしたね。今回も燃費の関係などもあり、楽な戦いではないと思います」と渡邊信太郎エンジニア。7月5日(土)は走行がなかったが、チームは調整を進めていった。

JULY 6 [SUN] FINE / DRY
QUALIFY 今回の第4戦は2グループに分かれており、シンティアム アップル KTM が出走するグループ1は7月5日(土)の走行はなく、7月6日(日)に予選・決勝 を迎えた。晴天のもと午前8時15分から予選開始予定だったが、直前の走行会でオイル漏れがあり、メインストレート全体に清掃作業が必要となったことから、当初予定から25分遅れとなる午前8時40分に公式予選が始まった。
今回はSUGO のみで行われるノックアウト形式で、まずはQ1に出走した加藤が1分24秒836を記録。これで2台中1台がQ2に進出することから、クラスポールポジションが決まった。
続くQ2 では、井田がアタックを担当。きっちりと1分25秒888 というベストタイムを記録し、ST-1クラスのポール、総合4番手を獲得した。 Q2のA組を終えた後、B組の走行をはさみ行われたC/Dドライバー予選では、高橋と吉本が走行。高橋が1分28秒362、吉本がわずか2周ながら、1分26秒121を記録し午前の公式予選を締めくくった。
今回はSUGO のみで行われるノックアウト形式で、まずはQ1に出走した加藤が1分24秒836を記録。これで2台中1台がQ2に進出することから、クラスポールポジションが決まった。
続くQ2 では、井田がアタックを担当。きっちりと1分25秒888 というベストタイムを記録し、ST-1クラスのポール、総合4番手を獲得した。 Q2のA組を終えた後、B組の走行をはさみ行われたC/Dドライバー予選では、高橋と吉本が走行。高橋が1分28秒362、吉本がわずか2周ながら、1分26秒121を記録し午前の公式予選を締めくくった。

JULY 6 [SUN] FINE / DRY

公式予選から約2時間半。午後0時35分から始まった決勝レースは、気温30度を超える蒸し暑さのなかスタートした。シンティアム アップル KTM は前戦に続き吉本がスタートドライバーを務めた。
スタート直後の1コーナーでは、やや加速が鈍った吉本に対し、ライバルの#47 ポルシェがインをうかがうもののガッチリとポジションをキープ。ただ2周目以降、後続を引き離しにかかるものの、相手も大ベテランがドライブしており、その差は大きくは広がらない。それでも、45周まで走りそのミッションを果たすとピットイン。井田にステアリングを託した。
交代した井田は順調に周回を重ねていたものの、51周目のS字カーブでタイヤカスに乗り姿勢を乱し、出口側のスポンジバリアにクラッシュしてしまった。
井田自身が「あのコーナーは鬼門ですね」という場所でのクラッシュとなってしまい、シンティアム アップル KTM はアウト側のグリーンにストップすることになった。井田は大きなダメージがないことを感じ取りつつ、大事をとってオフィシャルの吊り出しによる車両移動を待つことにしたが、オフィシャルはそのまま牽引でグリーン上に移動することになってしまう。これでシンティアム アップル KTM のレースは終わりを告げることになってしまった。
思わぬかたちでレースを終えた第4 戦。第5 戦はST-1 クラスの開催がないことから、次のレースは第6戦となる。もう終盤戦だ。今回の結果により、#47ポルシェにランキングでも逆転を許した。次戦岡山はシーズンを考えても、重要な一戦となる。
スタート直後の1コーナーでは、やや加速が鈍った吉本に対し、ライバルの#47 ポルシェがインをうかがうもののガッチリとポジションをキープ。ただ2周目以降、後続を引き離しにかかるものの、相手も大ベテランがドライブしており、その差は大きくは広がらない。それでも、45周まで走りそのミッションを果たすとピットイン。井田にステアリングを託した。
交代した井田は順調に周回を重ねていたものの、51周目のS字カーブでタイヤカスに乗り姿勢を乱し、出口側のスポンジバリアにクラッシュしてしまった。
井田自身が「あのコーナーは鬼門ですね」という場所でのクラッシュとなってしまい、シンティアム アップル KTM はアウト側のグリーンにストップすることになった。井田は大きなダメージがないことを感じ取りつつ、大事をとってオフィシャルの吊り出しによる車両移動を待つことにしたが、オフィシャルはそのまま牽引でグリーン上に移動することになってしまう。これでシンティアム アップル KTM のレースは終わりを告げることになってしまった。
思わぬかたちでレースを終えた第4 戦。第5 戦はST-1 クラスの開催がないことから、次のレースは第6戦となる。もう終盤戦だ。今回の結果により、#47ポルシェにランキングでも逆転を許した。次戦岡山はシーズンを考えても、重要な一戦となる。



Taiyo IDA 井田 太陽
「残念ながらタイヤカスに乗ってしまってスピンしてしまいました。それまでは良いペースで走れていたのですが、少しプッシュしすぎてしまったかもしれませんね。悔しいところです。結果的にタイヤバリアにぶつかってしまったので、吊り上げてもらって戻してもらおうと思っていたんですけどね。走れた状態だったので残念でした。次の岡山はまた頑張りたいと思っています」

Hiroki KATO 加藤 寛規
「今回は公式予選まではとても順調にきていましたし、スポーツランドSUGO はKTM にとって得意なコースなので、良いレースができると思っていたんですけどね。今回はリタイアになってしまい残念ではありますが、これもレースですから。これでチャンピオン争いも厳しい展開にはなってしまいますが、次の岡山まで時間もあるのでしっかりと準備していきたいと思います」

Kazuho TAKAHASHI 高橋 一穂
「とても残念な結果になってしまいましたね。レースでもドライブできなかったので最低でしたが、まあ仕方ないですね。今回は専有走行と予選でドライブしましたが、まだ発展途上なので頑張ろうと思っていたんですけどね。また次戦頑張りたいと思っています。岡山国際サーキットは練習も行っています。次回挽回しないとかなり厳しいですから頑張ります」

Hiroki YOSHIMOTO 吉本 大樹
「スタートはわずかにミスがありましたが、ポジションを守ることができました。最初の1〜2周はライバルのペースが良いのですが、その後は引き離すことができました。自分としては最低限の仕事はできたかな、と思っています。残念ながら今回の結果でチャンピオン争いはかなり厳しいものになってしまいましたが、ライバルにも何があるか分かりませんからね。次戦やるだけだと思っています」

